バリ島の身体文化(癒しをもたらす身体)

[ Post Date ]
2008/04/10
[ Category ]
身体・性・舞踊

バリ島4話
帰国後10日たつのに、家族皆おなかの調子が完全ではない。滞在中よりも帰ってから、吐いたり下したりを発症した。「バリ腹」というんですって。インド、ネパールやフィリピン旅行で体験したような、下血するほどの酷さではないが、でもバリは日本人には、楽園といわれるほど身体がらくちんにすごせるところではないとわかった。

インドネシア政府の強力な指導のもとにバリ島の観光開発はなされている。
「癒しの島」、「最後の楽園」なども、作られたイメージにほかならない。
先進国のニーズがよく研究され、滞在客がさまざまな「癒し」の手わざなどを受けるサービスが発達している。マッサージ、アロマバス、アロマテラピー、エステ、・・・。
反対に統制されているのは歓楽街で、私が見た範囲では風俗営業のようなものは、皆無だった。マニラやバンコクと対極。リゾートホテル地域で夜中、路上に立っている女性を一人見かけただけだ。

マッサージ、アロマテラピーなど、手わざのレベルはピンキリだろうが、もともとバリ文化に根付いたものではないようだ。ホテルの宿泊のサービスについているマッサージを、家族みんなで受けた。子どもたちは喜んでいた(写真は息子です)が、私にとっては下手で痛いものだった。Ece9
バリ伝統のマッサージを体験できるなら価値があるが、外国から習ったものしかないようだし、バリ人同士マッサージしあっているのは見なかった。

そういう観光客向けのとってつけたサービスに癒される外国人もたくさんいるのかもしれない。でも、もっとものごとの質を感じ分ける人にとって、先進社会に生きる偏り疲労を和らげるのは、社会に根付いた、勤勉で繊細な人々のふるまいや、神聖世界と交流する芸能や、信心の習慣や、悪を根絶しようとしないバランスのとれた精神のもちかたや、人懐っこく思い遣り深い人間関係の、奥深いありかただと思う。

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2008/04/10
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身体・性・舞踊
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