湿度と心理
- [ Post Date ]
- 2008/08/08
- [ Category ]
- 身体・性・舞踊
7月27日(日)
ラスベガスでショーをはしごして見る。
ラスベガスは今もっとも暑い季節。40度を越し、まるで灼熱地獄。
砂漠のまんなかに無理やり作り上げた人工都市だから、屋外は、ほとんど人間の生存条件ぎりぎりの厳しさだ。
汗は大量にかくのに、乾燥のあまり、ただちに蒸発して塩になり、汗拭きはいらない。娘も言う「制汗パウダーがいらないね!」 道行く人は、2リットル入りくらいの飲料の大びんをもっている。ロサンゼルスも乾燥していたが、ここの乾燥度はさらにさらに上だ。
ここにいると、日本がいかに湿度の高い土地か、実感する。
そして、どんどん体液が蒸発して老廃物が出て行く環境と、なかなか老廃物が排出されずに体内にたまりやすい環境とでは、気分そして心理状態が、ずいぶん違ってくるだろうとも感じる。日本ではいったん体内にためた老廃物は、容易に排出されない。そういう身体的な状態が基盤になって、うじうじとふっきれない気分、いつまでも過去の問題にこだわる心理・・・が生まれてくるのではないだろうか。ラスベガスにいると、うじうじしたり、過去にこだわったりする気分、心理は、とても非現実的な遠いことのように感じてしまう。これは私個人の実感だが、何かの実験ができればよいのではないか。
10年前になるが、家庭内でトラウマを受けた人たちのセルフヘルプグループに、東京とサンフランシスコの両都市で参加させていただき、お話をきいて比較したことがあった。そこで、「家庭内のトラウマ」をもたらす出来事の程度の差、そして、人々の回復力の差に驚いたのだった。
「日本的アダルトチルドレン」は、「やさしい暴力」「見えない虐待」で傷つき、なかなかその過去から脱することができない。本当に日本独特の傷つき方なのだった。日本人はどうして、こんなにもデリケートに傷つき、その傷をいつまでもひきずるのだろう?アメリカ人はどうして、すごく残酷なこともしてしまうが、タフで乗り越える力も強いのだろう?
人間関係や自我のあり方の違いに加えて、今回ひとつ気づいたのは、湿度の違いだった。
そうしたら、どうやって日本の湿度とつきあうか、が、トラウマや回復を考えるうえでも大事なのでは?
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- 2008/08/08
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