若い人たちの「自己表現」

[ Post Date ]
2009/02/08
[ Category ]
社会

2月8日(日)

さわやか千葉県民プラザで、「ヤングパワー・ムーブメント2009」というイベントがあり、知り合いの学生たちが参加するので、応援がてら観にいった。

今年このイベントは第二回。小中高大、若い社会人たちの、個人やサークル単位での、さまざまな表現活動や、社会活動の発表や展示などがめじろ押しだ。30以上の個人や団体が参加して、たいへんな賑わいだった。(一日の来場者は4000人以上だったと後日聞いた。)
学校や年齢層の枠で分断されがちな若い人たちが、枠をこえて刺激をうけあい、交流しあえる場はとても貴重だと思う。県の職員のスタッフがたが、さりげなく支えたり、互いの団体の交流を促したりする仕方は、心遣いにあふれて見事だと思った。

創作脚本の演劇の舞台。クレイ(紙粘土)を変形させながら気の遠くなるほど根気強く映像をとったアニメ。ステージのMCなど。多彩な、全力を傾けた自己表現は、観ていて心地よかった。「これが私だ!」「私はこうやって生きている!」と全身をさらす潔さ。「自己表現」が即、その人が生きている証となること。

一方、それとは違う価値観にも出合った。
千葉大前学長、古在豊樹先生が対談で言われた言葉。「自己表現だけでは行き詰るんですよ。ほかの人がしたがっていることをどうしても伝えてあげたいと思うと、自分でも表現できるようになります。」なるほどと思う。この方はまさにこのように生きておられるようだ。この学長の任期中、学内では本当にのびのびと、斬新な研究、教育、社会活動が育っていったと聞いた。
私が驚嘆したのは、千葉大では昨夏、近隣の小学生100人が、キャンパス内に2泊3日のキャンプをし、学生たちと一緒に、たくさんのチャレンジ(ペットボトルのいかだ作り、キャンパスの樹上にツリーハウス作り、クライミング、食事作り等々・・・)をしていくというイベントが行われたことだ。小学生100人が参加とは信じられない数だが、応募者は257人だったという。今時こんな数の子どもは、どんなイベントだって集まらないのに!そして多くの大学生たちがボランティアスタッフをし、親や大学教員、地域の人たちが、それぞれ協力していった。開かれた大学のあり方を目の当たりにして、まいりました。
たしかに自分の「自己表現」にこだわっては、こういう活動はできない。「人のために何かできないか」「自分にできることをしたい」、という思いがあってこそ、人と協力し、人に尽くす社会活動ができる。

自己表現してごらん、と勧められても、何をどう表現していいか曖昧な若い人も多かろう。
自分の自己表現と、人の表現や喜びのための活動と、両方を若い人に勧めていきたい。
それにしても、大学で小学生100人を2泊3日キャンプさせるなんて、その発想力、実行力に完敗してしまいました。

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2009/02/08
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