あびこプレーパークの会

大学院に入ったあと、「しまった、幼稚園の先生になる道に進めばよかった」と後悔した時期もあるくらい、私は子どもと遊ぶのが大好きです。子ども達が触発しあって、思いもかけない世界がどんどん展開して魂をさらっていく、そんな楽しさは、極まるとエクスタシーとすらいえるでしょう。そんな楽しさを、どの子どももたっぷりと味わってほしいと思い続けています。でも、遊ぶ仲間、遊ぶ時間、遊ぶ空間が限られ、これもあれもやってはいけないと思いこんでいる、人生にそんなに楽しいことなんてないと早々に思ってしまうのが今の子ども達では。

自分の子ども達を育てながら、子どもが存分に遊べる状況を守ってやる大変さも痛感していました。そんなときに出会ったのが、「プレーパーク(冒険遊び場)」です。

「自分の責任で自由に遊ぶ」―プレーパークはこれを原則とし、その空間ではどんな遊びをしても大人から制限されることはありません。廃材で小屋をたてても、小屋の屋根から飛び降り競争をしても、巨大な穴を掘っても、焚き火をしても、すべり台から水を流しウォータースライダーに変えてしまっても・・・。事故や怪我は自分の責任になり、大人に管理責任をすりつけることができません。ただ、子ども達を見守るプレーリーダーという役目の大人が、出来る限り子どもの目線で遊びを促し、起きうる危険に対処します。

こんなプレーパークを自分の暮らす地域に作りたい!と考えて、2002年、私が我孫子市学童保育連絡協議会主催「子どもの放課後を考える集い」の実行委員長をつとめたとき、世田谷プレーパークのプレーリーダー荒田直輝さんを講演会講師にお呼びし、プレーパークの日常と運営方法をたくさんのスライドを見せていただきながらお話いただきました。会場の親達にも、遊び心いっぱいの荒田さんの存在感と、スライドやお話で知るプレーパークでの子ども達の行動や表情の豊かさは強いインパクトを与えたようでした。

そして早速、我孫子にも、まずは時間限定のプレーパークを作ろう!と、同志が集まり「あびこプレーパーク連絡会」を創設し、私はその副会長となりました。2003年からは毎月公園をプレーパークにして地域の子達に開放し、七輪で火をたいてパンを焼いたり、廃材でおもちゃをつくったり、ダンボールで家を作ったり、大きな布に絵を描いたり、地面に穴を掘って水を流し海だ海だ!と泳いだり、実にスリリングに楽しく遊んできました。市の公園課とも度々交渉し、他のプレーパークのプレーリーダーに来ていただいて助言をもらい、大人達のミーティングをしばしば行い、…行動力と知恵のある地域の大人の仲間達で運営の改善をしてきました。

その後私自身は、子育てと地域活動を生活の中心にしている方たちに、運営をバトンタッチしていますが、プレーパークの活動は、地域の特性をより上手に生かすようになって、畑づくりなど、ますます創造的に展開しています。子ども達が一番面白いことを追求できる遊びの空間作りは、大人たちの生活も面白くし、素敵な仲間達を引き付けているところです!
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備考
あびこプレーパークの会Webサイト : http://abikoplayp.exblog.jp/